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特集

ポーランドのワルシャワ工科大学と国際連携大学院を開始
 平成17年3月29日、NIMSは、ワルシャワ工科大学と国際連携大学院を始めることで合意し、駐日ポーランド大使館において協定を締結しました。ワルシャワ工科大学から1年間に5人の博士後期過程の学生をNIMSに受け入れ、NIMS研究者の指導のもとで博士論文の研究をするプログラムです。これまでにチェコのカレル大学とオーストラリアの5大学と同様なプログラムを実施していますが、若手研究者の育成ばかりでなく、研究者交流や共同研究に発展するなどNIMSの研究活動の活性化に寄与しています。NIMSは、国際的取組みの強化の一環として新たなパートナーを探していましたが、優秀な若手研究者を多数輩出しているポーランドにおいて、物質・材料研究の中心的存在であるワルシャワ工科大学と合意に到ったものです。
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左からウォランスキ副学長、岸理事長、リビツキ駐日大使、
マンコフスキ学長、佐藤室長(文部科学省).

イタリア電気磁気材料研究所とMOUを調印
 平成17年3月1日、ナノマテリアル研究所は、イタリア・パルマの電気磁気材料研究所(IMEM)と研究協力に関するMOU(覚書)を調印しました。今回の覚書は、3年前より続いている半導体材料の開発と評価に関する日伊協力事業の更なる展開を目指すもので、「半導体中の欠陥や微細構造のナノスケール評価」に関する研究協力を推進します。IMEMは、半導体だけでなく超伝導体、セラミックス、ナノ材料など多様な材料を研究しており、今後、両研究所の間で半導体以外でも幅広い研究協力ができることを期待しています。
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ザノッティ所長(右)と関口ディレクター.

米国のAutomation Creations社とMOUを調印
 平成17年3月16日、材料基盤情報ステーションは、世界最大の実用材料のデータベースをウェブ(MatWeb)で公開しているAutomation Creations社と材料データベースの相互リンクに関するMOU(覚書)を調印しました。両機関は、設計者が製品を設計する際に最適な材料を選択可能とする材料データベースを構築するために、構造材料(クリープ・疲労)および高分子データなどについて相互の特徴を活かしたシステムを築くことで合意しました。今後、材料データベースのシステム開発およびそのビジネスモデルの検討について協力する予定です。
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八木ステーション長、MatWeb責任者キップ博士、山崎リーダー.


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