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新理事の紹介
PHOTO鯉沼 秀臣
(こいぬま ひでおみ)
東京大学大学院工学研究科合成化学専攻博士課程修了(1970年)。カンサス大学化学科博士研究員(同年)。東京大学工学部助手(1972年)。同講師(1979年)。同・化学エネルギー工学専攻助教授(1981年)。東京工業大学工業材料研究所教授(1987年)。同セラミックス研究センター長(1994-96年:併任)。ヘルシンキ工科大学客員教授(1996年)。無機材質研究所客員研究官(1999年:併任)。東京工業大学フロンティア創造共同研究センター教授(2000年)。同応用セラミックス研究所所長(2002年)。2005年4月物質・材料研究機構理事に就任。
就任にあたって
  この度、当機構の理事を拝命しました鯉沼秀臣と申します。これまで40年間の大学生活において、高分子に始まり、有機ケイ素、有機金属触媒、薬理活性物質を経て、アモルファスシリコン、高温超伝導を含む酸化物エレクトロニクスに関連する薄膜電子材料の基礎と応用に至る研究に取り組んできました。1999年からはコンビナトリアル材料科学という物つくり研究の新しいシステムの構築をNIMSの方々と連携して進めてきました。
  科学技術創造立国の要としての物質・材料研究の役割は今後一層重要になっていくと考えます。法人化はNIMSにプラスに働いたと外から見ていましたが、中に入るといろいろな問題も見えてくることと思います。理事長のもと、研究者、職員の皆様のご理解ご協力を得ながら、産学、国際連携をさらに進め、NIMS の未来に微力ながら貢献する所存です。何卒宜しくお願い申し上げます。
PHOTO野田 哲二
(の だ  てつじ)
北海道大学大学院工学研究科応用化学専攻博士課程修了(1973年)。科学技術庁金属材料技術研究所入所研究員(同年)。同所総合研究官(1996年)。同所企画室長(1998)。物質・材料研究機構ナノマテリアル研究所主幹研究員(2001年)。物質・材料研究機構材料研究所長(2003年)。2005年4月同機構理事に就任。
就任にあたって
 今年度で、ちょうど当機構が発足して5年目、第1期の中期計画の最後の年となり、また、次期計画へ向けての準備の年ともなります。昨年には、組織・業務などの見直し評価を受け、それを基に、次期中期計画の策定、重点研究テーマの設定など、次の5カ年計画の姿を早急に示していく必要があります。基礎体力を蓄えつつ、将来を見据えた新たな物質、材料研究の展開が求められる研究所にあって、その責務は非常に大きなものと感じております。皆様のご協力を得て当機構の発展のために少しでもお役に立つよう最大限努力したい所存でございます。よろしくお願い申し上げます。

創立記念講話開催
 平成17年4月1日、物質・材料研究機構 千現地区講堂において創立記念講話が開催されました。「第1期中期計画の最終年」と題されたこの講話には例年より多くの職員が参加し、非常に熱心に理事長のお話に耳を傾けていました。内容は機構における全体ミッションから始まり機構各部署の現状まで幅広く、また第2期中期計画に関する状況や今後機構として行うべき業務の方向性など非常に重要なものであり、聴講した職員はみな真剣に自身の取り組むべき業務を再認識していました。


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