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特集

韓国ソウル国立大学とMOUを調印
  平成16年11月30日、ナノマテリアル研究所は、韓国ソウル国立大学理学部と共同研究のMOU(覚書)を調印しました。同学部の物理学科とナノマテリアル研究所は、ポスドク研究員や学生の交換を含め、ナノテクノロジーおよびナノサイエンスの分野で共同研究を行なっています。今回のMOU締結は、共同研究をより密接なものとし、かつ共同研究の分野を広げることが目的です。当面は、優れた電気伝導度をもつ有機および無機の一次元ナノワイヤーの開拓と利用に関する共同研究を行ない、将来これを拡げて行く予定です。
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クック教授(左)と握手する青野所長.

Overseas Fellow制度を開始
  NIMSはOverseas Fellow制度をスタートします。NIMSに長期間滞在して研究を行った外国人研究者やNIMSの研究や国際連携に関して多大な貢献があった外国人研究者の中からNIMS Overseas Fellowを選考します。選ばれたFellowには、理事長から証書とIDカードが授与されます。
  NIMSでの滞在を終えて自国へ帰国した後も、共同研究実施、情報提供、人材紹介など、NIMSの良き協力者となってもらうためのネットワークを構築することがこの制度のねらいです。そのため、NIMS NOW Internationalなどの出版物を定期的に送付します。
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岸理事長から第1号のOverseas Fellow証書を授与された
チェコ・カレル大学のマトリン教授.

平成17年度年度計画及び予算について
  NIMSは本年3月に平成17年度年度計画を定め、文部科学大臣あて提出いたしました。中期計画に定められた事項を達成するため、これまでの進捗状況を踏まえ平成17年度に実施すべき事業内容を定めております。詳しくは、以下のホームページアドレスにてご覧いただくことができます。
http://www.nims.go.jp/jpn/about/johokokai/doc/nendo16.pdf
  また、平成17年度予算は、以下の表のとおりです。昨年度に引き続き国の財政状況は厳しいものがあり、運営費交付金収入は前年度比1.2億円の減となっています。このような状況ではありますが、平成17年度はプロジェクト研究として、レーザー光源の波長任意性、高出力化、小型化等を実現するために、高効率波長変換を可能にする材料を開発する「高出力波長変換デバイス材料の開発」、強度・延性・成型性・耐衝撃性を飛躍的に向上させた新しい超軽量・高強度構造材料を創製する「ナノボール状化技術による超軽量・高強度構造材料の創製」の2課題を新たに実施するなど、今後も積極的な研究活動を実施して行きます。


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