機構の動き

ローラー博士、NIMSをご訪問

 平成16年11月25日、26日の両日、走査型トンネル電子顕微鏡(STM)の発明で1986年にノーベル物理学賞を受賞されたハインリッヒ・ローラー博士(元IBMチューリッヒ研究所フェロー)がNIMSをご訪問されました。25日には若手国際研究拠点(ICYS)のスペシャルセミナーにおいて「STM の誕生と成長」という、ノーベル賞受賞記念講演と同じタイトルでの講演をされたほか、ICYSリサーチフェローとの個人面談を行われました。26日にはナノマテリアル研究所、ICYS、東大物性研究所の共催による「ナノテクノロジーミニワークショップ」に参加され、若手研究者の発表に熱心に耳を傾けておられました。優秀な発表者には終了後の懇親会の席で「ローラープライズ」が送られました。また25日夜にはNIMS並木地区で行われた恒例の結晶祭にもご参加いただき、職員やその家族らともちつきや沖縄舞踊などで楽しい時間を過ごされました。


NIMSフォーラム2004開催結果
 平成16年11月19日、東京ビッグサイトにおいてNIMSフォーラム2004が開催されました。あいにくの天気でしたが、前年度をはるかに上回る695名の参加者を数え、また技術移転の相談件数も572件に達するという盛況ぶりでした。
 また、参加者の中には技術移転を想定している企業の方だけではなく、他の機関で同じ分野を研究されている専門家の方、大学等で科学技術を学んでいる学生などNIMSで行っている最先端研究の実状を知るために参加されたという方もおり、まさにNIMSフォーラム2004の開催主旨である「物質・材料の最先端研究と技術移転」を達成出来たと思われます。
 次回の開催につきましても、当日参加者に行ったアンケート結果では次回の参加を希望される方が95%を超えるといった非常に大きな期待があり、NIMSとしても更なる成果の創出、また皆様に望まれる形のNIMSフォーラムを開催していかなければならないと感じました。

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