先端材料の超高精度な構造解析や電子状態の解析を可能にする専用ビームライン
21世紀におけるキーテクノロジー実現には、高機能な物質の創出や精密な解析技術が必要です。そのために、放射光を利用し、高度な物質材料を解析する方法や新しい物質創成法につながる様々な研究を、NIMS専用ビームラインBL15XU(WEBRAM)を利用して実施しています。
NIMS専用ビームライン「BL15XU」について
WEBRAMとは「広エネルギー帯域先端材料解析ビームライン」の英訳(Wide Energy Beamline for Research in Advanced Materials)の頭文字で、大型放射光施設「SPring-8(管理・運営:財団法人高輝度光科学研究センター)」内に建設されたNIMSの専用ビームラインです。
ビームラインの特長と実験について
本ビームラインでは、幅広いエネルギー領域での使用を踏まえ、挿入光源にリボルバー型アンジュレータを採用し、また挿入光源からの光を単色化するため、分光器は初段分光器と補助分光器が設置されています。

BL15UX(WEBRAM)全景
ビームライン輸送系は光学ハッチと2つの実験ハッチからなり、真空系は、輸送系最上流の区画と最下流の第二実験ハッチの区画が超高真空で、その間の区画が低真空となっています。なお、この施設を利用すると、以下のような実験が可能となります。
- ビームライン要素技術の検討
- 高輝度光活用の基礎技術の開発
- 精密結晶構造解析
- 硬X線光電子分光による電子構造解析
- 標準光電子分光の研究
- 実用産業標準の構築
高輝度放射光施設の利用について
ナノテクノロジー・ネットワークの支援による利用

本支援は、文部科学省の「ナノテクノロジー・ネットワーク」の13拠点のひとつである「NIMSナノテクノロジー拠点」としてNIMS専用ビームラインを外部に開放し、共同実験等に供するものです。ただし研究成果は原則公開となり、また使用頻度に応じた課金(10,300円/シフト)もされます。本制度の詳細につきましては、「共用ビームステーション」のホームページをご確認ください。














