研究成果

最終更新日: 2020年1月3日

イオニクスデバイスの研究

無機固体電解質を用いた全固体リチウム電池は、可燃性の有機溶媒電解質に起因するリチウムイオン電池の安全性に関わる問題を解決することができる。しかしながら、そのエネルギー密度や出力密度は、実用電池としては依然低いものであった。この課題に対して、2種類の固体電解質を用いる独特な構成とすることで、全固体リチウム電池のエネルギー密度を市販電池レベルまで引き上げることに成功した。


• Kazunori Takada, Taro Inada, Akihisa Kajiyama, Hideki Sasaki, Shigeo Kondo, Mamoru Watanabe, Masahiro Murayama, and Ryoji Kanno
Solid-State Lithium Battery with Graphite Anode
Solid State Ionics, 2003, 158 (3‑4), pp. 269‑274
DOI:10.1016/S0167-2738(02)00823-8
(Mar. 2003)