インタビュー
経歴について
1994年に学位を短縮で取得し、その後九州大学で助手になりました。1999年に10ヶ月MITに留学する機会があり材料の視点を学びました。2007年にNIMSに来ました。
研究内容は?
有機分子や有機高分子を設計して組織化する研究を行っています。有機材料化学、高分子化学の分野です。化学センサ、有機導電性材料、力学応答材料などへの展開を試みています。
NIMSのどこに魅力を感じますか?
働きやすいです。任期が無いので腰を落ち着けて研究に取り組めます。組織がフラットで個々の研究者の力が発揮しやすいこと、大学に近い研究環境は想像以上でした。連係・連携大学院制度もあり、学生を受入れることもできますし、NIMSの優れた分析、解析装置に加え、有機系研究者が必要とする設備も充実しつつあります。とても気に入っているのが、他分野の研究者がすぐ近くにいて議論できる学際的な雰囲気です。
研究都市・つくばの魅力
来てすぐにつくばの広い空を気に入りました。街には公園が多くオンとオフとの切り替えがし易いですし、生活環境が良いのも魅力の一つです。空港や都内が思いの外近いのも研究、生活双方に便利です。
若い研究者の方々へ一言
フラットな組織、使いやすい予算に加え、異分野・海外の研究者と交わる機会や海外で研鑽を積む機会が多い事など、特に若い研究者に魅力的な環境が整っていると思います。