佐々木 良宜

総務部門 経理室 財務第1係 係長

インタビュー

1.これまでの業務経歴と現在の業務について

オフィスにて


平成20年4月に連携推進室知的財産チームに採用され、知的財産を基にした企業との連携にかかる業務に携わりました。ここでは研究者と企業の間に入ってNIMSの知的財産を保全しながら研究成果を普及していくための契約を結んでいくことがメインの仕事でした。
その後、平成25年4月に経理室の会計班へ異動し4年程、会計の業務を担当しました。ここでは職員が日々利用する会計システムを運営しながら、業者や職員への支払いや外部からの収入にかかる事務手続きを行っておりました。係長になってからは班員の事務業務がいかに効率的になるかを考えながら、関係部署と調整を図り業務の改善に努めてきました。
平成29年7月からは財務第1係として、法令や規程等に定められた月次・年次決算や財務報告などを行う業務に携わっています。これまでの業務経験を直接活かせる立場にあるので、担当業務を係員にどう割り振って、どのように進めていくか考え、判断しながら日々の業務を行っています。

2.決算業務について

どの法人でもあてはまりますが、決算業務は法人として成立するために実施しなければならない重要な業務で、どういった形にまとめるかについては会計基準や規則等で定められています。NIMSでは独法化以降16回の年度末決算を経験しているので、適切な決算作業や財務報告を行うにあたってはそれなりのノウハウが蓄積されております。それら継続性を維持しつつも制度改正に伴う変化に対応して業務を行っていくというのが担当業務の難しいところでありつつも、面白いと思うところです。
将来的には会計システムをふんだんに活用しながら、職員に対しよりわかりやすい財務状況を報告し、また経営判断に資する情報を速やかに提供できるよう決算業務側からアプローチをかけていきたいと思っています。

3.職場の雰囲気について

係長としての振る舞いは日々勉強させられるのですが、自分の係に所属している職員は業務を進める上でのパートナーですので、業務の進め方については一律に自分のやり方を押しつけるだけではなく、意見を出してもらいながら業務を進めています。また、単に職員に業務を割り振って結果報告を待つだけではなく、機会をみて状況を伺ったり、職員から相談しやすいような雰囲気を作ったりして、業務進捗を把握するように努めております。別の部署で働くことになってもお互いに協力し合えるような環境を作っておくことが、将来のNIMSを支えるために必要なことだと考えて日々職員に関わっています。

4.とある一日のスケジュール

  8 : 45※出勤・メールチェック・文書決裁
  9 : 30 運営会議での議題報告の準備 (想定問答の準備等)
10 : 30 運営会議にて議題報告
12 : 00 昼休み・同僚と昼食
13 : 30 経営戦略室と新たな制度に関係する打ち合わせ
15 : 30 打ち合わせ事項に関する室長報告・室内検討
16 : 30 顧問税理士への相談事項のとりまとめ
17 : 00 翌日の打ち合わせに関する事前準備
18 : 00退勤
 
※フレックスタイム制度適用

5.志望者へのメッセージ

事務職というと地味なイメージがあるかもしれませんが、研究所として成り立つためには必要な仕事で、一つひとつの仕事が研究者や研究者が行っている研究を支え、それが世の中の科学技術の進歩に貢献しています。そういったところまで意識を広げればとてもやりがいを感じることができます。NIMSは物質・材料分野では世界トップレベルの研究成果を創出している研究機関ですので、それを支えるために一緒にがんばっていきましょう。


職員情報

佐々木 良宜 (ささき よしのり)
所属/役職: 総務部門経理室財務第1係/係長
採用日: 平成20年4月
採用区分: 事務

※所属・役職は2017年12月時点のものです