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研究項目
極低温(4〜20K)における材料の機械的特性評価とデータシートの発行及び極低温用構造材料の開発
  極低温における材料の機械的特性評価法の開発と標準化
 
研究内容
  国産ロケット用材料強度特性データ整備に関する研究
   国産ロケット用材料の強度特性取得及び信頼性評価を行い、データシートを発行するとともに、材料の信頼性を向上させる。データシートとしては、まずH2Aロケット、次期再使用ロケットのFTPやエンジンに用いられる材料につき、室温から液体ヘリウム温度における引張特性、衝撃・破壊特性及び77Kと4Kにおける高サイクル及び低サイクル疲労試験を行う。
 また、ステンレス鋼溶接材の極低温域における疲労特性等を取得し、溶接構造物の清浄度の破壊機構に及ぼす影響を検討する。
     極低温環境下における疲労破断面等の観察結果を十分に蓄積・解析し、強度特性とともにデータ集として整備する。また、高比強度材料であるチタン合金の、表面加工傷や表面粗さ等の材料仕上がり状態での影響も考慮したデータベースを構築する。さらに、実際のロケット材料における部材の不具合に対する対処情報についても検討し、リスク評価の視点にたった危機回避のための指針を示す。
     
  極低温における材料の機械的特性評価法の開発と標準化
     極低温構造材料の実用環境である極低温・強磁場下における強度特性や破壊特性の評価技術について、既存材料試験法の適用範囲の拡大および未確立の試験法標準化のための国際的共通知的基盤の確立を図るため、極低温における効率的かつ高度な試験技術の開発を目指すとともに国際的標準化試験活動であるVAMASとの強い連携のもとに国際ラウンドロビンテスト等を実施し、ISOにおける試験法標準化の確立を目指す。
   

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