わたしたちの体の中のタンパク質は、熱などが加わると変性します。例えば、熱したフライパンに生卵を落とすと白身が白くなったり、肉を熱するとだんだん弾力を失って固くなったりします。このような生体システムにヒントを得て、さまざまな外部環境変化(例えば温度、pH、光、磁場など)に応答してその性質を変化させるように人工的に設計した高分子のことを“Smart”ポリマー(または刺激応答性高分子)と呼んでおります。わずかな刺激に応答して、しかも可逆的にその性質を‘On-Off’で変化させることができるため、様々な用途への応用が期待されています。特にわたくしたちは、インフラが整っていない途上国や被災地など、”だれでも”、”いつでも”、”どこでも”治療が受けられる医療技術の開発を目指しております。
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