16:30-17:00
表面電子のスピン偏極 − その検出と振る舞い
山内 泰 グループリーダー (量子ビームセンター原子ビームグループ)
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物質・材料表面最外層あるいは原子レベルの極薄被覆層の電子スピンは、バルクに比べて対称性や次元が低いことから、必ずしもバルクと同じにならない。我々のグループでは、ヘリウムを用いてスピンを検出する技術を開発し、さまざまな表面に適用している。ヘリウム1sの空軌道は、良いスピン検出器であり、特に最表面電子に有効である。当グループで行われている技術開発や表面スピン研究を概観する。