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片山英樹 (構造材料研究拠点 副拠点長) が「2022年日本鉄鋼協会 学術貢献賞(里見賞)」を受賞

2022.04.13
 

片山英樹 (構造材料研究拠点 副拠点長)は、鉄鋼材料の大気腐食に関する研究に関する業績が、金属の表面処理の分野において顕著な貢献をしたものと認められ、2022年3月15日に、日本鉄鋼協会 学術貢献賞(里見賞)を受賞しました。

【業績】
受賞者は、一貫して鉄鋼材料の大気腐食研究に従事し、屋外環境下における耐食性評価法として電気化学インピーダンス法による腐食モニタリングシステムを構築した。さらに、この手法を構造物に適用し、構造物各部位の腐食量を定量的にモニタリングすることに初めて成功し、高速道路トンネル内の付帯設備の腐食対策法として実用化した。また、鉄鋼材料の大気腐食の寿命予測に対していち早く機械学習を取り入れ、過去の環境データと腐食量を元に機械学習を活用して腐食速度を予測するモデルの構築に成功した。これらの成果は、今後も腐食劣化がより深刻化すると予想されるインフラ構造物の効率的な維持管理に大きく貢献することが期待される。




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