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土井康太郎ICYS研究員(若手国際研究センター)が「日本ばね学会論文賞」を受賞

2017.12.04
土井康太郎ICYS研究員(若手国際研究センター)が11月22日、2017年度日本ばね学会秋季定例行事で論文賞を受賞されました。


[業績]
受賞論文「酸性溶液中での腐食摩耗による高強度鋼への水素侵入」は、「ばね論文集第62号」に掲載されたものです。本論文では、フレッチング現象を起因とする懸架ばねの腐食挙動を模擬した「腐食溶液中でピン・オン・ディスク型摩耗試験による腐食・水素侵入挙動評価技術」を考案し、本方法を用いて摩耗腐食により腐食および水素生成が促進され、より多くの水素が鋼材中に侵入すること、酸性溶液中では腐食条件によっては必ずしも水素侵入が促進されるわけではないことを報告しました。
これらの結果は独創性に富み、懸架ばねの遅れ破壊メカニズム解明に向けて学術的価値も高く、ばね技術の進歩に大きく貢献する研究成果と判断されたため、論文賞が贈られました。
受賞の様子
受賞者集合写真(土井ICYS研究員 上段右から3人目)
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