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大塚主席研究員(構造材料研究拠点 計算構造材料設計グループ)が日本金属学会「第15回学術貢献賞」を受賞

2017.09.14
大塚秀幸主席研究員(構造材料研究拠点  計算構造材料設計グループ)は、9月6日~
8日に北海道大学札幌キャンパスで開催された日本金属学会において、学術貢献賞を
授与されました。同賞は、各地域において金属学または金属工業に関する学術または
技術の進歩発達に功労があった者に対する授賞です。
以下は、詳細な業績の紹介です。

業績:鉄鋼材料における相変態と組織制御に関する研究
大塚主席研究員は、これまで鉄鋼材料における組織と特性について研究してきた。
熱処理と合金元素がマルテンサイト変態に及ぼす影響を調べ、新たな組成で良好な形状記憶特性を持つ鉄系形状記憶合金を開発した。種々のタイプの高温・強磁場中変態挙動測定装置を作製して変態に及ぼす強磁場効果について調べ、磁場印加により状態図が変化することを理論的に予測するとともに、新たな磁場中での組織変化を見つけた。
最近は、BCC鉄中の原子間相互作用を第一原理計算により求め、Fe-Cマルテンサイトに関する長年の未解決問題のいくつかを解明した。
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