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SIP“インフラ維持管理・更新・マネジメント技術”
2018年度 インフラ構造材料サマースクール

2018.08.03 09:50 ~ 2018.08.03 17:40

開催趣旨

我が国のインフラ構造物の多くは,高経年化による劣化が深刻な問題となっています。限られた財源と人材のもと、膨大なインフラの維持管理に対処するためには、構造物劣化機構の解明とともに、維持管理フローの高効率化が必須です。この喫緊の課題に対して、NIMSインフラ構造材料クラスターでは、土木・建築工学と材料科学・工学の異分野連携による人材育成が非常に重要と考え、2015年度からインフラ構造材料サマースクールを開講しています。
本スクールでは、大学生、大学院生、高専生、企業の新人等を対象に、材料から土木・建築までを俯瞰できる研究者、技術者を育成するために必要な素養を習得していただくことを目的としています。SIPインフラ事業の最終年度となる今年度はインフラ構造材料に対する先端的な解析技術や評価手法などについて基礎から応用までの講義を行いますので、奮ってご参加いただきますようよろしくお願い申し上げます。

(本サマースクールは戦略的イノベーション創造プログラム“インフラ維持管理・更新・マネジメント技術”の研究開発課題“インフラ構造材料研究拠点の構築による構造物劣化機構の解明と効率的維持管理技術の開発”における人材育成プログラムとして開催するものです。
※なお、本プログラムは「土木学会継続教育(CPD)プログラム」に認定されております。
(認定番号:JSCE18-0588)

参加登録について

【個人情報の取り扱いについて】同意いただき、参加登録に必要事項を入力の上、
Excel形式のまま、事務局までメールでお申し込みください。
折り返し、受付確認書を返信いたします。登録締切は7月27日(金)です。
なお、会場の広さから定員を50名とさせて頂きます。(定員になり次第、締め切ります)

【提出先】:TOPMR=nims.go.jp ([ = ] を [ @ ] にしてください)

プログラム

日時:8月3日(金) 9時50分〜17時40分(交流会17:40〜)

場所:物質・材料研究機構 千現地区 先進構造材料研究棟 5階カンファレンスルーム

参加費:無料 

交流会:一般 3,000円  学生 無料

9:50 開会の辞  物質・材料研究機構
土谷 浩一
10:00-10:50 セメント化学とコンクリート工学の融合によるコンクリート構造物の性能評価 東京大学工学系研究科 
石田哲也
11:00-11:50  小型中性子源RANSによる最新インフラ非破壊観察評価技術 理化学研究所 
大竹淑恵
11:50-13:00  昼食  
13:00-13:50 X線・中性子小角散乱によるナノ構造解析 北海道大学工学研究院  大沼正人
14:00-14:50 計算科学による構造材料設計 物質・材料研究機構
佐原亮二
15:00-15:50 粘土鉱物:基礎から応用まで 物質・材料研究機構
山田裕久
16:00-16:30 ラマン分光分析の原理とASRの評価 島津テクノリサーチ 
羽村陽平
16:40-17:15 ラボツアー  
17:20-17:40 閉会式  
17:40-18:50 交流会  


世話人:
塩谷智基(京大・インフラ先端技術共同研究講座)
西田孝弘(京大・インフラ先端技術共同研究講座)
田中泰司(金沢工大・基礎教育部基礎実技教育課程)
片山英樹(NIMS・構造材料研究拠点)

SIP“インフラ維持管理・更新・マネジメント技術”
2018年度 インフラ構造材料サマースクール 開催報告

 インフラ構造材料クラスターでは、土木・建築工学と材料科学・工学の異分野連携による人材育成を目指し、”2018年度インフラ構造材料サマースクール”を開講しました。  高専生、大学学部生、大学院生から企業の若手社員まで約32名の受講者を対象に、セメント化学とコンクリート工学の融合によるコンクリート構造物の性能評価、小型中性子源RANSによる最新インフラ非破壊観察評価技術、X線・中性子小角散乱によるナノ構造解析、計算科学による構造材料設計、粘土鉱物:基礎から応用まで、ラマン分光分析の原理とASRの評価橋梁に関する講義とラボツアー(ラマン分光)を行いました。  スクール終了後に受講者には修了証が手渡され、引き続き開かれた講師と受講生の交流会では、講義中にできなかった質問をするなどして、理解を深めていました。
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