イベント

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第12回拠点セミナー(構造材ゼミ019)
マテリアルズインテグレーションの実現に向けて

2016.03.01 13:00 ~ 2016.03.01 14:00

趣旨

 この度、ノースウェスタン大学よりP.W.Voorhees教授をお迎えしてセミナーを開催致します。
Voorhees教授は、材料研究分野においてデータ活用を推進する米国の取り組み「米国マテリアルズゲノムイニシアチブ(MGI)」における重要研究拠点の一つである「Center for Hierarchical Materials Design (CHiMaD)」のCo-Directorを務められております。今回の講演では、ご自身の「Phase Field Crystal法」に関する最先端の研究紹介を皮切りに、CHiMaDセンターおよび米国MGIの最新の状況についても触れて頂く予定です。
オープンセミナーですので、皆様お誘い合わせの上、ご来場頂ければ幸いです。なお、NIMS職員以外で聴講を御希望の方は事前に運営室まで御連絡下さい。
本セミナーは、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「革新的構造材料プロジェクト(SM4I)」の国際アドバイザー会議出席のための来日の折、ノースウェスタン大学-NIMSの包括的研究協力協定を背景に実現しました。

プログラム

1.日時
2016年3月1日(火)13:00-14:00

2.場所
千現地区 先進構造材料研究棟 5Fカンファレンスルーム

3.講演
Prof. Peter W. Voorhees (Northwestern University, USA) ※講演は英語で行われます
”From The Center for Hierarchical Materials Design to a New Tool for Materials Simulation”


主催:  構造材料研究拠点

世話人:門平卓也  (マテリアルズ・インフォマティクスプラットフォーム 主任エンジニア)

開催報告

Northwestern大学のP.W.Voorhees教授が副拠点長を務める先端材料研究センタ「CHiMaD」の概要と、ご自身が近年活発に研究を進めているPhase Field Crystal法による研究例についての話題提供が行われ、活発な議論が行われました。
CHiMaDは、米国マテリアルズゲノムイニシアチブのもとで、米国標準技術研究所(NIST)によるファンディングと、密接な研究コラボレーションにより運営されており、X線トモグラフィ法から得られる巨大な3次元データを格納する汎用データベースをNISTを始めとして府省連携で運営している様子を伺うことが出来ました。また、Phase Field Crystal法の研究では、材料欠陥のダイナミクスを詳細に分析する事例などが紹介され、拠点メンバー以外の参加者も交えたオープンセミナーならではの意見交換を行うことができました。
会場の様子
Prof. Peter W. Voorhees
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