イベント

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10th International NIMS-MPA-IfW Workshop(構造材ゼミ011)

2015.07.06 09:00

趣旨

本ワークショップは、NIMS、シュトゥットガルト大学材料試験研究所、ダルムシュタット工科大学材料技術研究所の3機関により企画されており、今回が10回目の開催となります。NIMSは上記2機関とMOUを締結しており、その連携活動の一環として本ワークショップを開催いたします。今回は、『将来の発電技術のための高温材料』を主要議題とした研究発表と討議が行われます。

キーワード:高効率火力発電プラント、ボイラ、蒸気タービン、耐熱鋼・耐熱合金、
母材部・溶接部、クリープ、熱機械的疲労、変形、破壊

 参考:シュトゥットガルト大学材料試験研究所HP

     ダルムシュタット工科大学材料技術研究所HP

主催:物質・材料研究機構 構造材料研究拠点

プログラム

1.日時
2015年7月6日(月)9:00‐17:30
2.場所
国立研究開発法人 物質・材料研究機構 千現地区第1会議室
3.プログラム
詳細は添付ファイルをご覧ください。

問い合わせ先:澤田浩太
      sawada.kota=nims.go.jp ([ = ] を [ @ ] にしてください)

報告

NIMSの木村ユニット長からは、Gr.92鋼のクリープ延性改善の方策、シュトゥットガルト大学材料試験研究所のKlenk副所長から、A-USCプラントに関する材料問題、ダルムシュタット工科大学のOechsner教授から、高温部材の低サイクル疲労寿命評価方法について話題提供がありました。この他、日本、ドイツ、アメリカの研究機関、企業から高温材料に関する様々な話題提供があり、活発な議論が行われました。
ドイツでは、増加する再生可能エネルギー発電の変動する電力供給を調整するために、火力発電プラントの起動停止回数が増加し、これに対応するためにプラント部材の評価に疲労や熱疲労の考え方を導入する研究が活発になっています。日本の火力発電プラントはベースロード運転を行っており、状況は異なりますが、対象とする材種は共通しているものが多く、相互に様々な視点からの意見交換を行うことができました。
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