イベント

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第157回超塑性研究会(構造材ゼミ010)

2015.07.01 14:15

趣旨

超塑性研究会は、超塑性に関して、それぞれの立場から研究を進めてきた研究者が、 金属および機械工学の両側面から連絡を密にし、各種の超塑性現象に関する基礎的な知識を収集・整理するとともに本現象の利用開発、特に各種の金属加工技術 への応用に関する技術情報をまとめたものであり、また将来への予測を行い、新しい展望を開こうとするものです。
この度、当機構において開催されます第157回超塑性研究会に、先端材料プロセスユニット(構造材料研究拠点併任)吉田英弘 主幹研究員が講演いたします。

参考:超塑性研究会

共催:物質・材料研究機構 先端材料プロセスユニット/構造材料研究拠点


プログラム

1.日時
2015年7月1日(水)14:15‐17:15
2.場所
国立研究開発法人 物質・材料研究機構 千現地区第2会議室
3.プログラム
14:15-15:00 講演① 「セラミックスにおける粒界塑性と超塑性現象」 物質・材料研究機構    
吉田 英弘 主幹研究員
15:00-15:45  講演② 「セラミック材料の粒界・転位の原子構造とダイナミックス」 東京大学         
幾原 雄一 教授教授
15:45-16:00 休憩
<特別講演>
16:00-17:00 「大学教育を考える-工学の視点から」 東京大学        
佐久間 健人 名誉教授
17:00-17:15 閉会の挨拶

問い合わせ先:先端材料プロセスユニット
森田 Email:MORITA.Koji=nims.go.jp ([ = ] を [ @ ] にしてください)

報告

超塑性変形の素過程である「粒界塑性」に関し、今回は特にセラミックスの超塑性をテーマに2名の講師をお招きして講演会を開催致しました。当機構の吉田英弘主幹研究員は、粒界すべり現象に対するドーパント効果を解説し、組成制御の重要性について、また幾原雄一先生(東京大学教授)は、最新の電子顕微鏡を駆使して、原子レベルで粒界すべりと超塑性現象との関係について最新の成果をご紹介頂きました。また、今回は特別講演として、佐久間健人先生(東大名誉教授、前高知工科大学学長)をお招きして、「大学教育を考える-工学の視点から」と題し、現在の大学教育、特に工学部が抱える問題についてご講演頂きました。NIMS内・外から多数の出席が有り、大変活発な議論が行われました。
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