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研究活動

Nd-Fe-B系磁石の高保磁力化と新規磁石の探索

日本ボンド磁性材料協会・第87回技術例会

2015年5月29日(金)

杉本 諭

概要

JST-CREST「結晶構造制御によるFe基新規磁性化合物の探索」とNEDO「未来開拓研究プロジェクト/次世代自動車向け高効率モーター用磁性材料技術開発」の研究成果を発表した。その概要を示す。
Ⅰ.結晶粒微細化による省Dy高保磁力Nd-Fe-B系焼結磁石では、(1)He-JMで粉末粒径を1μmまで微細化が可能、(2)HDDR+水素解砕+HeJMのプロセスにより単磁区サイズで単結晶の超微細粉末の作製が可能、(3)さらに粒界拡散法により、保磁力向上の可能性あり。
Ⅱ.新規磁石開発では、(1)1270 kAm-1と希土類磁石並みの高保磁力を発現する 新しいMn-Sn-Co-N系合金を発見した。また、この合金は高温のη’相がβ-Mn相とMn4Nを基とした逆ぺロブスカイト相に二相分離することにより磁気硬化し、逆ぺロブスカイト相中に双晶界面で磁壁のピンニングが生じている。(2)高圧合成でbct構造の新規Mn2N相の合成に成功。保磁力は約300kAm-1、(3)Fe系の新規化合物として(例)Fe4N-Fe3NbB系は2相分離し、Fe4Nの格子が歪んで異方性の可能性があることを示した。

その他特記事項

本発表の内容の一部は,以下の成果または支援によるものである。
(1)NEDOナノテク・部材イノベーションプログラム 環境安心イノベーションプログラム 「希少金属代替材料開発プロジェクト」研究開発項目③希土類磁石向けジスプロシウム使用量低減技術開発、(2)CREST「元素戦略を基軸とする物質・材料の革新的機能の創出」研究領域(研究総括:玉尾皓平)「結晶構造制御によるFe基新規磁性化合物の探索」、(3)NEDO「未来開拓研究プロジェクト/次世代自動車向け高効率モーター用磁性材料技術開発」、(4)「元素戦略磁性材料拠点 (研究代表者:広沢哲)」③組織形成原理の解明に基づく高保磁力化原理の導出および規則化合金・微粒子磁石の創成と解析」





研究活動

元素戦略拠点

触媒・電池元素戦略拠点
触媒・電池元素戦略研究拠点 (京都大学)
東工大元素戦略拠点
東工大元素戦略拠点 (東京工業大学)
構造材料元素戦略研究拠点
構造材料元素戦略研究拠点 (京都大学)
高効率モーター用磁性材料技術研究組合
高効率モーター用 磁性材料技術研究組合